project9b
那須“九尾狐”から生まれたARプロジェクト
ボス九尾の狐の9本の尾から生まれた可愛い狐キャラクターたちが那須の魅力を伝えます。
現代に蘇る九尾の狐
ボス九尾狐と各スポットのキャラクターデザインなどのアートディレクションをつとめています。
又那須のプロジェクト9b月会議に参加をしてます。
2017年秋に那須町観光協会からの依頼で制作した最初の九尾狐の絵(9bで〝ボス九尾〟と呼んでいる)がそのきっかけとなりました。観光協会さんから持ち込まれたのは、那須町に九つのスポットを設定し、各ポイントでアプリを立ち上げて訪れた人が楽しめる、那須全体で九尾の狐と出会える新しい旅と遊び、というとてもワクワクする企画でした。九つのスポットにそれぞれの場所に合う狐のキャラクターを制作する事になり、何度も那須に足を運んでイメージを膨らませて、まずは9匹、のちに那須高原が加わり10匹の狐たちを創作しました。宇都宮の印刷会社アイディが出来上がったイラストをモーションで動かし、オーディションをして声を吹き込み、細かい修正を重ね、スマホの中で狐たちが生き生きと動き出しました。那須は国指定の観光地が多くあるので各所に案内板を設置するだけでも、許可を取るのが大変だったそうです。
そして2018年春に運用がスタート。
那須町はかなり広大で、全てのスポットを公共交通機関で回ろうと思うと大変なので車で回るのが理想ですが、各ポイントを一周すると自然、歴史、文化、グルメ、お土産など魅力ある那須を楽しめます。
そして那須には皇室の御用邸があります。2019年令和元年、新天皇御即位を九尾の狐でお祝いする事となり、祝賀絵を制作させて頂きました。
九尾の狐と言えば日本三大妖怪の一つで一般的には恐ろしげなイメージですが、那須の人々にとって〝九尾〟は単なる悪い妖怪ではなく、土地に息づき大自然と一体化した霊体の様な存在であると強く感じました。1枚目のボス九尾は正体を見破った者を威嚇している場面なのですが、祝賀絵はそれと真逆で上を向き踊り出すような喜びの表情が浮かんで来てあのような絵になりました。
この様な機会を頂けて大変嬉しく誇らしく有難い気持ちです。
2020年、10匹の狐たちが名前を授かりました!そして聖地ポイントに新たに那須どうぶつ王国のホッキョクオオカミ〝はくおう〟、那須サファリパークのホワイトライオン〝しこう〟が仲間入り。詳細は春パンフレットをご覧ください*
project9bは更に新しい展開を迎えます。
それぞれの観光スポットに行き、案内板のQRコードをスマートフォンで読み取ると(あらかじめ〈COCOR2〉アプリのダウンロードが必要)キャラクターがスマホ画面に現れて動き出し、その場所の由来や魅力を教えてくれたり、一緒に記念写真が撮れたり遊ぶことができます
那須町観光協会にて2019年4月19日
ホテルサンバレー那須入り口に掲げられた祝賀絵の横断幕